予備校の寮 は厳しい? 予備校の寮 経験者が詳しく解説します。

浪人

予備校の寮 について考えるときに以下のような疑問・悩みは出てきませんか?ここでは、このような悩みを解決していきます。

 予備校の寮 って実際どうなの?

 メリット・デメリットは?

 「寮」と「通い」どっちがいい?

筆者の経験
宅浪、仮面、予備校生の経験あり。
国公立理系を目指すも受からなかった失敗から説明します。

予備校の寮 を考える前に

寮について考えてる前にまず前提というか注意のようなものがあります。

予備校に行く目的
決めるのは「予備校」→「寮」の順番

予備校に行く目的

そもそも予備校に行く目的は何でしょう?
来年受験に受かるため。それはあなたの目的です。
予備校に行く目的は、勉強または成績向上のサポートをしてもらうためです。
「一緒だろ!!」と思う方も多いと思います。
確かに言葉の意味はほぼ同じかもしれません。
しかし、前者の言葉の裏には、予備校が何とかしてくれる、予備校に通っていれば…というような
主体性の欠けた「予備校メイン」の考えがあるのではないでしょうか。
予備校はあなたの「サポート」です。
そしてその最大のサポートが「授業・講義」です。
このサポートがあることでメインの「自習」(問題集・参考書の学習)に+α(授業の復習)で勉強がより捗るのです。
(例えば、予備校のオリジナルテキストによる良問、受験のプロである予備校講師の学校では教えてくれない受験特化の考え方・コツなど)
このメインは自習ということについて以下の記事に少しまとめてあるので参考にしてください。
浪人が決まったらどうする?浪人の決まった人がまずやることを簡単にまとめてみた。ここから浪人を始めましょう。

決めるのは予備校 → 予備校の寮 の順番

さて、ここまで読んだ方は
予備校はサポート、その最大のサポートは授業・講義
ということが頭の中にあるでしょう。
その頭のままでいくと、「予備校」→「寮」の順番は普通であることは当然だと言えますよね。
なぜなら、最大のサポートから考えるのが普通ですから。
「寮がいいからこの予備校にしよう」という「寮」→「予備校」の考えでは
予備校の最大のサポート、醍醐味の授業・講義を二番手に考えてしまっています。
これは適切とは言えません。
ですが、「生活習慣は授業・講義よりも大事だから、寮を優先して考えるべき」と考える方もいると思います。
結論、寮任せで生活習慣を考えるのは良くありません。
続きは、次の見出し「厳しいが、結局は自分」で説明します。

予備校の寮 → 厳しいが、結局自分

先ほどの「生活習慣は授業・講義よりも大事だから、寮を優先して考えるべき」という問いに答えの続きですが
見出しの通り結局自分です。どんなに管理されても完璧はあり得ません。どんなに厳しくてもです。
まず、予備校の寮には「提携寮」と「専属寮(直営寮)」があります。
「提携寮」は、文字通り予備校と提携している寮です。つまり、予備校の外部の寮です。
ですから、厳しくどころかまったく管理されないと考えていいです。浪人生以外も(社会人とか)普通に
住んでいます。(正直、提携寮はただの一人暮らしです。)
対して、「専属寮(直営寮)」は、予備校直属です。つまり、予備校の内部の寮です。
内部なので、住んでいる人はその予備校の予備校生だけです。こちらは門限などがある
厳しい寮です。(専属寮だからといって、厳しいとは限りません。)
ですので、生活習慣を大事にされる方は「専属寮(直営寮)」を選ぶことをオススメします。
しかし、繰り返しになりますが、完璧はあり得ません。サボろうと思えばサボれます。
そして、あまりにも自堕落な生活を続けたら、寮(予備校)側からも何も言われなくなります。
向こう側が何とかしてくれるという考えは大変危険な考えです。

予備校の寮 メリット・デメリット

予備校の寮 メリット

・勉強する環境が整っている
・仲間がいる
・予備校が近い

勉強する環境が整っている勉強する予備校生
これが最大のメリットです。
勉強するために用意された場所ですから
その環境は、万全です。
正直、大小関わらず、
どの予備校もこの環境面については大差ないと思います。

仲間がいる
同じような目標を持った人と切磋琢磨できます。
孤独に耐性がない人には、ありがたいかもしれません。

予備校が近い
移動時間も馬鹿にはできません。
あまりにも遠くに予備校があり、1~2時間通いだと時間が無駄です。
(移動中も工夫次第で勉強はできますが)
そのような時間がなく、効率的に勉強できるのも良い点です。

予備校の寮 デメリット

・お金がかかる
・仲間がいる
・心(メンタル)が折れるまたは崩壊する人がちらほら…

お金がかかる予備校の寮にかかるお金
相場は安いところだと120万くらいで、
高いところだと200万くらいするところもあります。
予備校の年間授業料以上にお金がかかりますね。
だからといって、値段で選んではいけません。
もしそれで入って、合わなかったら逆にお金の無駄です。

仲間がいる
寮には足を引っ張ってくる人もいます。
どの寮にも必ずこのような不穏分子がいます。
おそらく、親がダメな子供の生活習慣を変えるために入れたのでしょう。
ですが、結局は自分ですので、このような不穏分子はなかなか変わりません。(変わる人もいますが)
このような輩とは関わらないことをお勧めします。

心(メンタル)が折れるまたは崩壊する人がちらほら…
寮に入って勉強漬けの日々を送ってもなかなか成績は伸びません。
こんな生活をしても全く伸びないことにどんどん負荷が溜まって
どこかでパーンと爆発する人も少しだけいます。

「寮」と「通い」どっちがいいかはあなた次第

人それぞれ事情があると思いますので、最後は自分(または保護者と)で決めるしかありません。
見学ならどこの予備校であろうとやっていると思いますので、覗いてみてはいかがでしょうか。
(そのまま押されて予備校に入らないように注意してくださいね。)

他の方がまとめたサイトを貼っておくので、参考にしてください。

快適な自習室、専属寮完備で勉強に集中できる環境が整っている予備校がオススメ!|大学受験合格応援隊
予備校の寮を選ぶ時のポイント | e-予備校ガイド
2002年に開設した予備校のポータルサイト「e-予備校ガイド」が提供する、『予備校の寮を選ぶ時のポイント』のページです。このページ予備校経験者がわかりやすい記事を心がけて執筆しています。ぜひ、『予備校の寮を選ぶ時のポイント』をご参照いただき、お役立てください。

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